犬にTタッチ 犬が教えてくれたこと


Tタッチワークショップに出かけたのは2009年、タイラが前足を断脚した年でもありました。

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そして数年たった今に至るまで「犬が教えてくれたこと」と「学んだこと」そのひとつひとつが点と点でつながって行きました。




ジンロのハ-フ・ラップ、後で知ったのですが
ムーの脇腹をはげるまで舐めるという、私を数年に渡り悩ませた常同行動を完治させたTシャツを着せることにつながります。



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少し小さめのTシャツ等を着せることでハーフ・ラップと同じ感覚を犬に与え、安心感が生まれるそうです。
それを目的とした犬の服というのも販売されているのですね。
アルカも胸の怪我が治ってからもしばらく、気に入って100均のビスチェを来ていました。


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そして、この日たまたま衝撃的なお話をデボラ先生から聞きました。
事故で前足を断脚した犬のお話です。
その子はショックのあまり伏せたり横になったりくつろぐ姿勢がとれなくなってしまっていたそうです。
先生がTタッチで優しく触ってあげてそして断脚して無くなったはずの前足にもエア・タッチを始めた途端
犬は深く息を吐いてその場に伏せたそうです。
私、鳥肌がたちました。タイラは断脚してから何故か敷物をよく舐めました。
その舐めている場所こそが、ちょうど前足があるべき場所だったんです。

エア・タッチはドーベルマンのように断尾、断耳をする犬に効果的なタッチです。
小さい頃の断尾のショックが細胞に残ってしまい尾が堅かったり振ることが出来ない子が居るそうです。
残った尻尾にタッチをしながらそのままエア・タッチで尾があった部分につないでいきます。
耳も同じです。

ビビのように他犬に吠える子には落ち着かせるため、マズルへのタッチからくちびる、そして歯茎にも...
審査会当日の待ち時間、主人がリードを持っていることで私自身がとても落ち着くことが出来、効果が出ていたように感じます。
猫にも、獣医さんで興奮せず診察が受けれるように、待ち時間や診察中もTタッチです。
うちの白ネコさんはもともと捨て猫で私にはシャー!と威嚇するようなやつだったのですが
普通の猫でも珍しいと人から驚かれるほど今は私にベタベタで、獣医さんでの診察も落ち着いて受ける事が出来ています。
Tタッチはいろんな動物にも効果があり、人間の美容エステをやっている方たちにもお勧めだとか...

そして、UPしていないタイラのその後...
ある日、私の左側に駆け寄り転倒、突然立てなくなりました。
大きな病院での再検査も済ませたばかりで病院に連絡、電話でのお話だけでは
レントゲンの脊髄のある2カ所から馬尾(バビ)症候群を疑いました。

*馬尾神経が様々な要因によって圧迫を受けることにより発症する神経症状

また新たな治療、戦いが始まるのかと思いながら全身にTタッチ。
左後脚大腿骨のあたりに手が来た時、タイラは深く息を吐きながら全身の緊張を緩めるように起していた上半身を倒しました。
その時、私はその意味が理解できませんでした。
後日レントゲン検査で、まさしくその場所、左後脚大腿骨の骨折... 腫瘍が原因でした。


Tタッチ、私も多くを理解したり覚えているわけではありませんが犬の気になる事や、問題行動と思う事にあてはまるタッチを試したりしています。
結局のところ、犬をたくさん触ってあげることで、触られることに慣れていない犬も大好きな犬も、言葉のかわりにお互いがもっと通じ合えるようになるひとつの方法なのだと思えます。


前にご紹介したトレーニング本「深読み・先読み」の第2弾の中で...
プロの犬マッサージ師、バニラさんもマッサージの中に多いに取り入れているそうです。
Tタッチはマッサージとは違い体に圧力を加えるものではないので間違ったやり方でも悪い影響が無いのだそうです。

そして私は、いろんなことからTタッチに止まらず今度はマッサージに興味を持ち始めてしまいまして(笑)
マッサージはある程度知識が必要ということでとりあえず勉強してみる事に...

また自分の犬から多くを学べれば良いな^^って思います。
by del_quattro | 2013-06-11 15:49 | dog health

I love European dobermans


by ik-umi
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